「考える力を高める」
〜 一人一台端末を活用した思考力の育成 〜
今年度は、「一人一台端末の特性を十分に生かすこと」を中心にした授業づくりを進めていきます。
昨年度、学習用のタブレットが導入されたことで、田代小学校での学びは大きく変化しました。
紙のプリントとは異なり、「書いたり、消したり、動かしたりできる」「考えたことを友達と共有することが容易にできる」など、これまでにない使い方ができるようになりました。
一人一台端末を使い、子どもの頭の中にある情報を、様々な形で見えるようにすることで、整理することができます。
「考える力を高める」ための道具として、一人一台端末をしっかりと生かせるようにしていきます。
(引用:田代小学校 学年だより)
4年生国語「漢字の広場」

4年生のこちらの教室で、学校努力点(校内研究)の公開授業が行われました。
総勢15名ほどの先生方が参加されていました。
定期的に行われているそうです。
漢字の学習にタブレットをどのように活用されているのでしょうか。
3つの漢字にかくされたひみつを解き明かせ!
先生がお手元の端末の操作をすると、
飯 持 時 という3つの漢字が、
児童のタブレットに一斉に映し出されます。

受け取った子どもたちは、すぐに問題に取り組みます。
タブレットを操作する姿が、すっかり板についていますね。
「ヒントカード」という機能
しばらくすると先生から「思い付かない人は、ヒントを開けてみてもいいですよ」との助言が。
ヒントを見たいときには、3つのヒントカードから選択して開けてみることができます。
一つも開けずに頑張っている子もいれば、ヒントから答えに導き出す子も。
それぞれの「考える力」が尊重されています。

ヒントカードの中身はこちら

こちらのヒントを見て、大半の子が解けた様子でした。
「音を表す部分」に注目してみよう


コツを掴み、一気に理解が進んだ様子です。

漢字をどう読むのか迷ったときに、音読みできる部分を見つけることで、漢字の読みを予測しやすくなるということを教えてくださっていました。
この部分に自然と気づける子もいれば、教えてもらって気づくタイプの子もいるかと思います。
今回タブレットを通じて学習したことで、より子どもたちにとって印象深いものになったのではないでしょうか。
これからも新しい漢字を楽しく学べるきっかけになりそうな授業でした。
〜 後半は漢字さがしの時間 〜


紙に書く、漢字辞典を使って調べる
という基礎の部分も、しっかり学習。
最後に



授業中、参加した先生方が子どもたちの発言や記述を詳細に記録していました。
授業後、先生方は事後検討会を開き、授業をされた先生の手立て(授業の工夫)が有効であったかなどについて、記録をもとに検討されるとのことです。
今回は4年生のみの取材でしたが、日々このようにして、子どもたちの「考える力を高める」ために学校全体で取り組んでくださっていることを知る良い機会となりました。

「ありがとうございました」
次回の記事は、1学期に田代小学校でPTA保護者向けに開催された「音と絵本のお話会」の様子を紹介予定。9月15日(木)公開予定です。