こんにちは、広報部です。
今回は、青空の下で行われた交通安全教室(交通訓練)の様子をお届けしたいと思います。
講師は地域の交通安全を見守る●●●さん
ところで、今回講師をしてくださるこちらの方達、見覚えがあるような…、警察官とはちょっと違うような…。誰だか分かりますか?

実は、毎日通学路で子ども達の登下校を見守ってくれている、交通指導員さん達なんです。
交通指導員さんは名古屋市の非常勤職員で、学区に1人配置されているそうです。
今回は、田代小の指導員さんの他に、近隣学区から5人の指導員さんが駆けつけてくれました。
分かるかな?さ・と・み・ちゃんのおやくそく
指導員さんがスタンバイする運動場にやってきた子ども達。
まずは、交通ルールやマナーについて確認します。

「みなさん、交通事故はどこで起きると思いますか?」と指導員さんが質問すると
「道路!」
「暗いところ!」
「霧の中!」
「高速道路!」
などなど、子ども達が思い思いに答えます。
「みんな惜しい!交通事故は、交差点や横断歩道で起きるんです」

「では、春に渡した“さとみちゃんのおやくそく”を覚えているかな?」と指導員さん。
次はみんなで“さとみちゃんのおやくそく”を確認しました。
- 「さ」…下がって待つ(横断歩道の際に立たないでね)
- 「と」…止まる(青信号でもいったん止まりましょう)
- 「み」…見る(青信号でも左右しっかり確認しましょう)
- 「ちゃん」…ちゃんと手を挙げる(みんな小さいのでドライバーに見えるようにね)
横断歩道、ルールを守って渡れるかな?
次はいよいよ実践です。
交通事故の起きやすい次の3つのポイントについて、運動場に引かれた白線の横断歩道や道路を渡りながら、正しい通り方を学びます。

①信号のある交差点の横断歩道
②信号のない交差点の横断歩道
③歩道が通れなくて車道に出ないといけないケース
子ども達は、2人または3人ごとに、①②③のポイントの設置されたコースに挑みます。
コースは2つあり、各ポイントに、1人ずつ指導員さんが付いて、渡り方をレクチャーしてくれました。
①信号のある交差点の横断歩道
模擬の歩行者用信号や標識が設置されています。


- まずは「さ」。下がって待ちます。
- 信号が青になっても「と」。すぐに飛び出さず、止まります。
- 次は「み」。左右しっかり見ます。
- 最後に「ちゃん」と手を挙げて渡ります。


②信号のない交差点の横断歩道
歩行者用信号がなくても、「さ」「と」「み」「ちゃん」で横断歩道を渡ります。


③歩道が通れなくて車道に出ないといけないケース
歩道に荷物が置いてあって通れません。
そんな時は、左右をよく見て車がいないことを確認して、素早く車道に出て、荷物を避けたらさっと歩道に戻ります。

難易度の高い設定のこのケースは、指導員さんが子ども達一人一人に、体の向きや車道を出入りするスピード感などについて、手取り足取り細かくレクチャーしていました。

は・ひ・ふ・へ・ほのおやくそくで振り返り
全員コースを歩き終わったら、「はひふへほのおやくそく」を使って、道路の歩き方について、振り返りをします。

- 「は」…走らない(走ると転んでぶつかりケガをするよ)
- 「ひ」…広がらない(広がって車道に出ないよう2列で歩こう)
- 「ふ」…ふざけない(傘で前の人をつついてはいけません)
- 「へ」…塀側を歩く(自転車や他の歩行者が通れるようにしよう)
- 「ほ」…歩道を歩く(歩道がないときは白線の内側を歩こう)
子ども達は、元気よく復唱していました。
「今日下校するときから、覚えた交通ルール・マナーをしっかり守ってくださいね」
「私たち指導員は、みんなが事故にあわずに元気に過ごせるよう願って活動しています」
と締めの言葉を話すと、
「ありがとうございました!!!」
子ども達の大きな声が運動場に響き渡りました。

生活の中で実践するきっかけに
子ども達に感想を聞いてみると
「楽しかったー!」
「余裕っしょ。簡単だった」
「これからは手を挙げて横断歩道渡ろうと思った」
など、思い思いのコメントを返してくれました。
体験型で楽しく学べるよう工夫が凝らされた交通安全教室は、子ども達にとって、交通ルール・マナーを再認識し、生活の中で実践するきっかけになったのではないでしょうか。


