体格もたくましい6年生の子どもたちが運動場に次々と姿を見せます。始業のチャイムが鳴ると、先生に一言二言いわれるだけで競技の待機スペースに集合して自分の定位置に。言われなくてもしっかりできるから、先生の言動にも余裕が…。さすが6年生です!
4つの列、二手にわかれて大玉リレー
この日は「大玉!大漁!運びたい!!」の全体練習。ダジャレの効いた競技名がいいですね!
同じ大玉を、2年生は転がしてリレーを行いますが、6年生は4人で布を持ち、その布の上にのせて運ぶという競技のようです。

列はフェンス側とバスケットゴール側の二手にわかれ、1~4組の4列つくります。6年生は5クラスあるので、5組の子どもたちが4グループにわかれて、1~4組の列にそれぞれ入るような形となります。

今日は実際に大玉を使っての全体練習。先生がデモンストレーションを見せて、子どもたちはその動きを頭で覚えて、そのまま実践へ!
低学年を取材したときは、実際に体を動かして覚えるという方法で進められていましたが、6年生は頭で理解して、すぐさま行動に移すという流れ。飲み込みの早さに感心します!


見どころは大玉の受け渡しシーン!
競技待機スペースから、フェンス側、バスケットゴール側のスタート位置までの移動を練習したら、いよいよ競技にトライ!

まずフェンス側の後ろにある大玉を列の前まで転がしたら、先頭にいる4人の布に大玉をのせて、落ちないよう息を合わせながらバスケットゴール側の列まで走ります。
先生からは、ケガをしていたりなど事情がある場合以外は、「布は両手で持って!」とのアドバイスがありました。

バスケットゴール側の列まで着いたら、そこでまた4人の息を合わせ、布を持ち上げるようにして大玉をポンと飛ばし、バスケットゴール側の列の先頭で待機している4人が布で大玉をキャッチします。

大玉のポンと飛び上がる様子が、躍動感あっておもしろい!この躍動感にイキの良さを感じるあたりが競技名に「大漁」とついている所以なのでしょうか。

上手にキャッチできればすぐに走り出せるので、1位をキープしたり、順位を上げたりもしやすくなります。逆に、受け渡しで大玉を落としてしまうと、順位が下がってしまうことにも…。
大玉の受け渡しシーンが、見た目にも華やかなうえに順位も大きく左右し、この競技のポイントになりそうですね!

編集後記
先日、修学旅行に行ってきたばかりの6年生。運動会の練習は修学旅行前から取り組んでいたようで、旅行後は今日が初めて。「修学旅行前に練習した動き、覚えてるかな~?」との先生の声がけもありましたが、6年生は先生が少し説明しただけで、動きを理解し、実践できている様子。さすがですね~!
記事でも書いたように、見どころは大玉をポンと飛ばしながら受け渡しするシーン。赤い大玉、白い大玉がポンポンとイキのいい大魚のように飛ぶ様子は、見ていて楽しいです。
また、4人1組でペースを合わせるのもなかなか難しいと思うのですが、受け渡しシーンで心をひとつにするのはもちろん、走るシーンで他メンバーのスピードに合わせたりなど、思いやりの心も垣間見えました。