こんにちは。広報部です。
5年生になると、家庭科で始まる調理実習。
前日に、キャベツが必要!人参が…塩昆布が…と子どもから言われてあたふたしたのは我が家だけではないのでは。
しかも、調理実習を終えて帰宅した我が子に感想を聞くと、「ん、味が薄かった」の一言…。
そんな、なかなか親に話をしてくれない年ごろの子ども達に代わって、今回は5年生の初めての調理実習の様子をレポートしたいと思います。
いざ、調理室へ!
なかなか馴染みのない調理室。実は東校舎の2階にあります。
隊列を作って調理室に移動する子ども達。少々興奮気味な様子でした。
4人一組で調理台を囲み、エプロンと三角巾を身に付けます。
入念に手洗いをして、先生から調理の手順を聞いて、いよいよ調理開始です。
本日のメニューはキャベツと人参の塩昆布和え!
ガスコンロの火が付くか確認する子。各自用意したキャベツ・人参と、鍋やボウルなど調理器具一式を洗う子。手際よく役割分担して作業を進めていきます。
黒板を見ると後にはこんな作業が控えているようでした。
・人参の皮をピーラーでむく
・鍋に水を入れて火にかけておく
・人参を5㎜の千切りにする
・水が沸騰したら鍋に人参を入れる →キャベツを数枚鍋に入れる
・茹でたキャベツを取り出して、流水で冷ます
・キャベツの芯を取り1~2㎝の短冊切りにする
・茹でた人参をザルに入れて流水で冷ます
・キャベツと人参をボウルに入れて塩昆布で和える
行程1 人参の千切りに大奮闘!
ピーラーで人参の皮をむいたら、いよいよ包丁の登場です。
人参担当の子ども達が黒板前の調理台に集まって、先生からレクチャーを受けます。
「猫の手で5㎜に切ります。5㎜より太くなっても大丈夫です。」と言いながら見本を見せてくれる先生。
先生の猫の手を真剣に見つめていました。
各自の調理台に戻って、サクサク、恐る恐る、それぞれのペースで人参を切っていきます。
出来上がった人参の太さは、個性があふれていました。
行程2 茹でて冷まして。火と大奮闘!
切った人参と、生のキャベツを沸騰した鍋へ入れます。
取り出すタイミングに苦慮する子ども達。
それは茹で過ぎでは…色が抜けるくらい茹でているグループもありました(笑)
茹でた野菜を冷水で冷ますのも一苦労。
熱い鍋を流し台に運ぶ腕がプルプルしていました。
行程3 キャベツの短冊切りに大奮闘!
次はキャベツ担当の子ども達が作業をします。
先生の「キャベツは2枚程度、芯は切り取ります」というアドバイスを受けて、各自作業するも、モリモリのボリュームのキャベツを切る子や、2枚の面積それだけ?という少量のキャベツを切る子もいて、この作業も個性があふれていました。
行程4 塩昆布登場。ボウルで和えて完成!
さて、切り終わったキャベツと人参をボウルに入れて、塩昆布を和えて、完成です。
出来上がったキャベツと人参の塩昆布和えはグループでいろいろ違っていますが、どれも美味しそう。私もお腹が空いてきました
初めての調理実習の感想を聞いてみると…
「(持参した塩昆布が少なくて)これ絶対味薄いわー」
「楽しかったー(Vサイン)」
「疲れたー」
「初めて包丁を使ってドキドキしたー」
さまざまなコメントをもらいました。
いよいよ試食!
今回は3,4限の授業で、お昼はお弁当の日だったため、調理室にお弁当を持ち込んでいた子ども達。お弁当と一緒に、渾身のキャベツと人参の塩昆布和えをいただきます。
「人参うまー」叫んでいる子。
「キャベツ嫌いだから…」と言いつつ、一口食べて「普通かな」とつぶやく子。
「楽しかったよー」手をあげて体全体で応じてくれる子も。
彩り豊かでにぎやかな試食&昼食タイムになりました。
「恐れず包丁を正しく使って、お家でもやってみてください」
そんな先生の言葉で締めくくられた、初めての調理実習でした。