4年生校外学習 瀬戸蔵ミュージアム&品野陶磁器センター

校外学習で絵付けをした湯飲み茶碗が学校に届き、自宅で子どもが開封しました。

自分で絵を描いた青色のところじゃなくて、湯飲み茶碗の白さに感動して、「わぁ〜!すごく白い、綺麗。使えない!しばらくは飾りたい!」が第一声でした。

絵付けのときも完成見本など見ているはずなのですが、やはり、体験しなきゃ実感できないこともあるのだなぁ、と感じる出来事でした。

この湯呑を制作した校外学習の当日は、6クラスが2台のバスに別れ、それぞれ瀬戸蔵ミュージアムの見学と品野陶磁器センターで絵付け体験を交代でするというスケジュールでした。決められた時間内で大勢が動けるよう、「ここでリュックを置いて、ハンカチのみ持つ。学習ボード&えんぴつのみ持つ。」「この場面では班ごとにさっと並ぶ」など事前に説明を受けていた子ども達の動きがスムーズで、静かにする場面では静かでした。先生方の準備、当日の誘導のおかげですし、さすが4年生!と感じました。

瀬戸蔵ミュージアム

 焼きものができるまでの過程を、全盛期当時を再現した工房で、実際に使っていたものを見ながら、土の作り方から説明を受けました。

陶器と磁器の違いの説明では、違いを耳や目で確認できることは実演して下さり、子ども達は静かに見学していたけど、「おぉ〜」と声が出たり、ちょっと目が大きくなる表情をしたり、興味深かったようです。


瀬戸の焼きものづくりについて、話を聞く間に、複雑な形の花瓶を実際に作っていただきました。「どうすれば、どういう仕組みで、成形できるでしょうか?」 瀬戸蔵の職員さんからの質問に沢山のアイディアが出ました。花瓶を取り出すときは、短時間で液体が花瓶に成形されていて、「おぉ~!」と、驚きの声が出ました。             

陶器の歴史についても学びました。

最後に、2001年に解体された名鉄瀬戸線の尾張瀬戸駅舎を再現した建物の隣にある、実際に瀬戸線で使われていた電車に乗り込みました。車体の下、線路を覗き込み状態を確認する子、運転席の確認する子、客席でおしゃべりする子、元気な田代っ子でした。

お昼休憩

待ちに待ったお弁当タイム!ハロウィンが近かったので、ハロウィン弁当の子がたくさんいて大盛り上がりでした!(ピクニックシートに座っている写真は瀬戸蔵ミュージアム、椅子は品野陶磁器センター)

ランチをそれぞれの場所で食べて、次の場所に移動します。

品野陶磁器センター

到着後、子ども達は、施設の二階に荷物を置き、トイレを済ませ、決められた絵付け体験の部屋へ行きました。

決められた席につくと目の前に置かれた湯呑みを見ながら「何を描こうかなー」「中にも描いていいのかなー」「うまく描けるかな」「結構難しそうだな」と話していました。
施設の方にどうやって、絵付けをするのか説明を受けた後、いよいよ筆を持って絵付け開始!!
湯呑みを強く持つと亀裂が入って割れてしまうと聞いて、みんなとても慎重に筆で描いていきました。
「失敗したー」「難しいー」「ダメだこりゃー」など、苦戦している様子でした。
色の濃さも調整しながら、早々と描き終わる子もいれば、慎重に慎重にとってもゆっくり筆を進めていく子もいて、それぞれの個性が溢れる絵付け体験となりました。

施設の方の説明を聞きます。

お友達と見せ合いながら楽しく絵付け体験。

こんな感じで書いていきます。

最後は裏にクラスと出席番号を書いて絵付けが終わると、施設の方から、この後は釉薬にくぐらせ、窯に入れて1230度で10時間本焼きした後、火を止めて1日半冷ましてから窯出しをして、底を擦って綺麗にして、学校に送ります。1ヶ月半ぐらいかかるので楽しみに待っていてくださいと説明をしていただきました。

この窯で焼くそうです。

完成が楽しみです。

無事に焼き上がりますように。

各施設について

子ども達は、瀬戸蔵ミュージアムでは、5人分の無料券を頂きました。

電車好きの方も楽しめるミュージアムかもしれません。

瀬戸電の記憶をたどる瀬戸蔵ミュージアム:達人に訊け!:中日新聞Web (chunichi.co.jp)

品野陶磁器センターでは、絵付け体験の他にも

手びねりや電動ロクロを使って自由に作ることができるようです。

https://www.to-gei.jp/個人向け体験/1日陶芸体験

校外学習では訪れませんでしたが、”ノベルティと呼ばれる置物や装飾品は他の産地には見られない生産量と高い技術を誇り、瀬戸を代表するやきものを展示”していて、創作体験も提供しているノベルティ・こども創造館も楽しそうです。

事前受付の特別プログラム、当日受付の有料プログラムだけでなく、参加費無料のプログラムもあるようです。

ノベルティ・こども創造館 | 瀬戸市
ノベルティ・こども創造館は瀬戸市の公共施設です。子供から大人まで幅広い世代でものづくり体験ができます。