2年生 町たんけんに行きました!

今年の田代小学校・2年生の生活科における町たんけん第一弾は、5月末と6月初旬の計2回、実施されました。

1回目は田代学区南エリアを、2回目は日泰寺参道を中心にたんけん。

今回は、2回目の町たんけん取材へ、1・2・3組と4・5・6組の2グループに分かれて同行しました。

1・2・3組の町たんけんの様子

5月末、2年生の我が子が「町たんけんの宿題が出た!」と、自宅周辺で自分のお気に入りの樹木や施設などをタブレットで撮影していました。

6月4日(水)に続きの授業があると聞き、興味津々!取材に行ってきました。

町たんけん日和のいいお天気

1・2・3組がたんけんに出かけるのは2時間目と聞いていましたが、準備は1時間目から始まっていました。

先生の合図で、みんな帽子をロッカーから取ってきて、すぐ被っちゃいます!

そのまま気分を上げて、先生のお話を聞きます。

「みんなで並んで歩いていくけど、前を見て歩くんだよ!車や自転車、歩く人にぶつからないように、よーく注意してね」と、先生。

子どもたちはみんな、神妙に聞きます。

町たんけんで観察してくることは、大きく3種類。

自然(木や花、虫や鳥など)・施設(交番や神社など)・お店(そこで働く人たち) です。

「今日のたんけんルート、学校から日泰寺参道では、どんなものを思い出せるかな?」

先生から問いかけられると、たくさんの手が挙がります。

「カラス!」「アジサイ!」「チョコザップ!」「シェ・シバタ!」「吉芋!」

鳥や花の名前に続き、たくさんの店名が子どもたちからスラスラと上がり、地域のお店や施設は、子どもたちとって身近な存在なのだと感じられました。

だからこそ改めてよく観察する事が、子どもが社会との関わる入り口になるのだとも思いました。

水筒をもって、いよいよ外出です

お出かけ前に、5月に植えた野菜の苗に水をやり、クラスごとに整列して、出発です。

並んで歩道を歩き、横断歩道を渡ります。

そのあいだも、道々の花や木、お店を見ながら歩きます。

お団子屋さんでは開店準備の手を止めて、「何年生?頑張ってね〜!」と手を振ってくださいます。

道行く方や商店街の方々、お客さんたちもそろって笑顔で出迎えてくださいました。

田代小学校の子どもたちは地域で守られ育まれているな、と感謝で胸が熱くなりました。

お店の看板工事の現場や道路工事の現場も通過します。

子どもたちが「何の工事?」と覗き込むと、おじさんたちは手を止めて「看板の工事だよ」と微笑みながら優しく進行方向へ誘導。

ここでも、人々の優しさに守られ、支えられていることを実感します。

学校に戻り、休憩をはさんだら、まとめの授業

日泰寺までの道すがらに見てきた、お店や生き物をみんなで思い出しながら、配られたプリントへ記入していきます。

また、以前に宿題で撮影していた自分の家の周辺のお気に入りの景色についても、タブレット上で提出。

もうみんな、タブレットの操作はお手の物です。

子どもたちが毎日暮らしている地域には、たくさんの自然や施設・お店があって、それを守り働く人がいる。

子どもたちにはそのことを学び、感謝の気持ちや視野の広さを培ってほしいと感じる授業でした。 

4・5・6組の町たんけんの様子

6月4日(水)気温28度。

昨日の大雨と打って変わり、晴天の中1・2時間目の2時間に亘っての活動です。

今回は北エリア、日泰寺方面に向かいます。

東門前に4組を先頭に整列したら、先生から帽子やネッククーラー、水筒の準備確認がありました。

・二列でよそ見しながら歩かない。

・信号で列が切れることが必ず起きるので、焦って渡らない。

・車など周囲に気をつける。

など、注意項目のお話がありました。

町たんけんに出発

東門から出発したら、給食室の前を通り、最初の横断歩道を渡ります。みんなしっかり手をあげて渡れました。

広小路通まで進み、そのまま西の日泰寺の参道へ向けて道沿いに進みます。

動物医療センターさんの前を通ると、「ここなんだろう?」の声が多く聞かれました。動物医療センターという言葉はまだ難しかったようです。

先生の説明を聞いて「そうなんだ!お医者さん!」と言っていました。

仏具屋さんの前では、あまり見慣れない金色の仏具を見ていると、店主の方が出てきて笑顔であいさつしてくださいました。

地下鉄覚王山駅4番出入り口の前を過ぎたら、交差点を渡って日泰寺の参道に入ります。

参道を進むとすぐにみたらし団子屋さんがありました。

みたらし団子屋さんの前では「おいしそう、でもまだ開いてない」という声。

そして、すこし進むと有名なケーキ屋さんが。

「ここ有名だよ、知ってる?」「おいしいよ!おすすめはね…」

など、知っている子が友達に紹介していました。

えいこく屋さんを過ぎたら、ここでUターンして参道の反対側を通り、来た道を戻りました。

畳屋さんの前では店主の方が出てきてくださり、「私も田代小学校の出身だよ」と声をかけてくれました。

子どもたちは親近感を感じたのか、手を振っていました。

参道を出て、広小路通りも行きとは違い反対側を進んで帰ります。

途中止まって水分補給。毎日歩いている子どもたちは、みんな余裕でピースです。

小学校に到着したら、育てている野菜に水やりをした子から教室に戻って、1時間目終了です。

2時間目はたんけんレポートの作成

2時間目は配られたプリントに、先程たんけんしたレポートを書きます。

子どもたちは各自タブレットを準備して、先生によってアップされた道中写真を確認。

共有された写真を見ながら印象に残った場所を選び、お店の絵や、気づいたこと、感想など自由に書き込みました。色を塗ったら完成です。

このあと、書いたものを発表しました。

お昼も近いからか、みたらし団子屋やスターバックスコーヒーなど、食べ物屋さんをあげる児童が多かったです。

そのほか、1回目にたんけんした中からも、車屋さんや保育園など、ひと通り発表。

そのうえで、もう一度行ってみたいところを先生がアンケートをとりました。

この結果をもとに、今年の秋ごろに、人気のあったいくつかの場所にもう一度行くようです。

町たんけん第二弾では、お店屋さんに入れるみたいです。楽しみですね。

みなさん、暑い中お疲れさまでした。