25年6月20日 3時間目くらい…
学校に、不審な男性と女性が、東門から侵入しました!
ひまわり学級隣から入り、北校舎一階廊下を保健室のほうに向かってゆっくり歩きます。目的は何でしょうか…?
給食室では調理が始まっており、出汁の香りがただよっています。
不審者は、保健室前の階段を上っていきます…

気づいたひまわり学級の先生が職員室に伝え、校内には放送が流れます。
各教室は急いで窓と扉を閉め、扉の小窓もふさいだ後は、シーンとしています。

さすまたを持った男性教員が二人、ダッシュで不審者を追いかけていきました。
不審者は4階まで上がり、廊下をうろうろ…
男性教員たちは、「おい!」「何をしているんだ!」など、あえて大きな声を出してみんなにも知らせつつ、追いかけていきます。

そうして、不審者は無事、6年6組前で取り押さえられました。

お分かりかもしれませんが、これは防犯訓練でした。
不審者役は警察官。
(訓練とはいえ、児童のみんなにも本気で行ってほしいため、広報担当もみんなから見えるところにはいないように…とのことで、取り押さえシーンなどはありません)
危険が去ったところで、警察官の方からお話がありました。
「怪しい人ってどんな人?」
サングラスをかけたいかにも怪しい…という人ばかりではなく、普通の格好をしていても、もしかしたら子どもを狙っているかもしれません。

「『いやだな』と思ったらすぐに逃げる!」
ランドセルや荷物が重かったら、その場に置いて(怪しい人に投げてはいけません)。
もし捕まっちゃったら、じたばた暴れてください。地面におしりをつけて手足をバタバタして、できる限りの大暴れをしてください。
「子ども110番の家」
子どもを助けてくれる場所です。いざとなったら助けを求めて入ってOKです。
この看板があるところはいつも気をつけて見ておいてくださいね。

お話の後は、各教室で振り返りタイムです(2-1に少しお邪魔しました)。
先生「もし学校で不審者に気づいたら、どの先生でもいいからとにかく大人に知らせること。誰か捕まった!とかわかっていることがあったら、教えてくださいね。
じゃあ、登下校中や公園などで怪しい人が近づいてきたらどうしますか…?」
「ランドセルを犯人に投げる!」「空手で撃退する!」など勇敢な意見も出ましたが、「逃げるが勝ち」と先生に諭されます。
続いて、どれくらいの距離まで近づいたら逃げる?という先生の質問にも、「2m!」「10m!」など意見が出ました。

色々な場合にもよると思いますが、「6mくらいまで近づいてきたら逃げる」がいいそうです。6mというと、教室の横幅(窓から廊下)くらいでしょうか、この距離感覚えておいたほうがよさそうです。
ニュース等で小学生を巻き込んだ事件も報道され、親として心配に思う気持ちも少なくありません。こうした訓練を通して、子どもたちが安全にすくすくと育ってくれることを願うばかりです。
今回の訓練は、先生たちも子どもたちを守るため真剣に取り組んでいただいていたので、迫力があったと思います。おうちでも防犯のお話をぜひしてみてくださいね。
防犯訓練から少し日にちが空いてしまいましたが、夏休みは子どもだけで過ごす時間も増えるため、日頃から防犯意識を高め、楽しい夏休みをお過ごしください。