11月7日、10日、11日の3日間、3年生は社会科「くらしを守る」の学習で、自由が丘駅近くの「千種消防署」へ見学に出かけました。各日2クラスずつ伺いました。
地下鉄を乗り継ぎ、千種消防署到着


地下鉄での移動はすっかり慣れたもので、子どもたちはきちんと整列し、静かに電車に乗っていました。
地下鉄自由が丘駅を降り徒歩約5分、千種消防署に到着。署の駐車場には救急車、消防車合わせて7台並んでいます。近くで見る消防車、救急車はとても迫力満点。またピカピカに磨かれた車体が輝いていました。
子どもたちは1クラスずつに分かれ、駐車場にて消防車・救急車の説明、署の建物内にて名古屋市消防局の仕事の説明をそれぞれ交互にして頂きました。
消防車見学
消防車の中には、消火などに使用するたくさんの器具が入っています。放水のためのホースや、AED、消防士さんたちが消火の際に着用する防火装備や、酸素ボンベなどなど。また消防車の後方には延長ホースが格納されており、台車に乗って出てくる仕組みです。防火装置や眼鏡、酸素ボンベは合計約100kgもあり、100度~500度の火の中に入る際に着用します。真夏の消火活動の際の消防士さんたちの体感温度、みなさん想像つくでしょうか…。


消火用のホースは1つで20mあります。水を通すと、60-70kgになるそうです。また消防車の天井上にははしごが積載されており、スライドして斜めに下ろしてから上に伸ばして使用します。見せて頂いた消防車のはしごは、最長で8.7m、ビルの約3階まで届くそうです。さらに長い、約30mのはしごを備えたはしご車も、奥に停まっていました。どの車、装置も、毎朝点検をします。


救急車見学
名古屋市全体で、約50台前後の救急車が毎日稼働しているそうです。救急車が出動するときは、救急救命士が3名必ず乗車します。また救急車の定員は7名。軽症の患者さんであれば、3名同時に運ぶことも。私たちが119番を押して救急車を呼ぶと、平均約7分で到着するように手配されます。一刻を争う命を救う車、とても早い到着ですね。


子どもたちからはたくさんの質問が出ました。例えば、「救急車は赤信号を通過するときに、歩行者とどちらが優先ですか?」、「出動中、一番大変なことは何ですか?」など。救急救命士さんからの答えは、「赤信号を通過してもいいことになっているが、耳が聞こえない歩行者もいるので、歩行者には注意を払いながら通過します。」また、「重症者の処置が一番大変。皆さんの家族や大切な人を助けるつもりで、いつも救助活動をしています。」とお答え頂きました。


名古屋市消防局の仕事
署の中では、名古屋市消防局の仕事について説明を受けました。消防局の仕事は以下の4つに分かれます。まずはビデオを見て学習しました。
消防活動:消火、鎮火後の出火原因追求、分析、予防。日頃から消防訓練を行います。
救急活動:救急活動、患者さんの命を助ける仕事です。
救助活動:ハイパーレスキュー隊 (特別消防隊)という部隊が、悪天候や災害時に活動します。
予防活動:日頃の火事や災害から学び、予防につなげます。

名古屋市の救急車の出動数は年々増えており、年間約16万件に上ります。これは高齢化や、病気が増えているのが原因とのこと。一方で火事は年間約500件と、年々減っているそうです。これは上記の「予防活動」のおかげだそうです。予防活動は主に、住宅用火災報知器の設置や推進です。ビデオ鑑賞の後、予防課の方のお話を聞きました。


住宅用の警報器は、火を扱うキッチン、寝タバコの危険がある寝室に加えて、階段上に設置するのが望ましいとのこと。理由は、煙は一秒間に3~5mの速さであっと言う間に昇っていくため、階段で感知させ上の階にいる人に知らせるためだそうです。3年生の教室がある3階、4階へは、約3秒で煙が上がってしまいます。
ここで予防課の方からみなさんに宿題が2つ。1つ目は「おうちに火災警報器が設置されているか確認してください。」2つ目は「そしてそれらの電池は切れていないか、点検をお願いします。」警報器の電池寿命は約10年。警報器についているボタンを押すか、紐を引っ張って確認できます。子どもたちも警報器の見本を一人ひとり手に取り、点検の方法を学びました。
おわりのご挨拶
様々なお話を聞かせて頂いた千種消防局のみなさま、お忙しい中ありがとうございました!
もらった宿題を忘れずに、日頃から予防活動を意識して過ごしたいですね。


